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足底筋と足底腱膜と足底筋膜炎と

 

今回は紛らわしい話。

 

足底筋という筋肉があるのですが、この筋肉は腿骨の外側上顆、つまり膝裏の外側あたりから左右のふくらはぎの真ん中あたりを通り、踵のアキレス腱の内側あたりまで伸びている細長ーい筋肉です。

 

起始 大腿骨の外側上顆

停止 踵骨腱(アキレス腱の内側深部)

 

この足底筋に近い名前で足底筋膜炎という、足裏が痛くなる症状があります。

こちらは「足底腱膜」と言われる踵から5本の指に向かって伸びている組織で足裏を張ることで衝撃を和らげる箇所があるのですが、この「足底腱膜」が炎症を起こし痛みを引き起こすことを「足底筋膜炎」と言います。

 

つまり、「足底筋」と「足底腱膜」は全然関係ないのに、「足底筋膜炎」という足裏が痛くなる症状があるというややっこしい話です。

 

ちなみに、足底腱膜は体重を支える重要な役割を担っていて、歩きで約1.2〜1.5倍。走っているときは約2〜3倍にも衝撃がかかるといわれているそうです。

足底にかかる荷重や足を着地したときの衝撃を和らげるクッションとして働くのが、足底腱膜です。

ダンス前や運動前のストレッチは足裏もしっかりストレッチして怪我の予防に努めていきたい物です。

ちなみに「足底筋」が伸びているふくらはぎのあたりの筋肉が硬くなると足底にかかるストレスが増えるため、足底腱膜だけでなく周りの筋肉や腱のストレッチも同時に行うのがおすすめです。

 

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コメント: 4
  • #1

    ck (火曜日, 28 11月 2023 08:49)

    ありがとうございます!!

  • #2

    川副由香 (火曜日, 28 11月 2023 13:23)

    神先生
    お忙しい中、ブログの更新
    ありがとうございます。

    ダンスを続けていると足裏・膝裏・ふくらはぎの痛みや違和感を感じることもありますが、長引く場合には"足底筋膜炎"というこのややっこしい症状を考慮してみます。

    ポアントでのバリエーションでオーバーワーク気味になると足底筋や足底腱膜に負担が掛かってしまっている。と感じることもあるので、しっかりとストレッチやマッサージ等のケアをして筋肉や腱の柔軟さを保てるように!そして、怪我の予防と共にパフォーマンスの向上にもつながるように努めていきたいです。

  • #3

    (火曜日, 28 11月 2023 15:12)

    神先生
    こんにちは�

    ブログありがとうございます。
    ここ最近足裏が痛み始めて困っていました。

  • #4

    (火曜日, 28 11月 2023 15:33)

    なので、ブログに書かれているようにストレッチやマッサージのケアをこれから特に意識していこうと思います。

    レッスンでは知らない事を教えてもらい楽しいです�
    一つでも多く身につけていけたら、と思っています。
    ありがとうございました�